歩行特化型デイサービス

歩行特化型デイサービス

大阪市介護保険事業計画から読み取る、地域で求められていること①

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約6分

皆様、こんにちは!

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石黒
11月よりデイサービスアルモの理学療法士として働くことになった石黒です!

今回は大阪市が打ち出している、「大阪市高齢者保険福祉計画・介護保険事業計画2021年度~2023年度」(以下、「福祉介護事業計画」)から、

現在行政がどのような課題に直面し、どのような方針で地域医療・福祉分野について進めているのを紐解いていきたいと思います。

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石黒
今現在、国や市は何を求めているのかを紐解く大事な資料ですね!

この記事では、特に

  • 大阪市の人口の推移と実態調査結果から見えてくる課題
  • デイサービスとして何を地域に提供していくべきか

を発信していきます。

内容がてんこ盛りなので数回に分けてお届けします!

この記事でわかること
  • 大阪市の高齢者人口の現状と今後の推移が把握できる
  • 実態調査から高齢者の生活実態が把握できる
  • デイサービスに求められていることがわかる
何が求められる?

参考資料:「大阪市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画2021年度〜2023年度」

それではスタート!

大阪市の高齢者人口の推移

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石黒
私は北海道から大阪にきたので、今現在の大阪市の高齢者の数などのイメージが全くつきませんでした。

大阪市の人口は近年、減少傾向にある中で高齢者人口は2030年以降に増加していくとされています。

高齢者人口の推移

そして人口構成比からは少子高齢化の進行が予測されます。

それと合わせてこういった問題も生じてきます!

また、高齢者の「ひとり暮らし」世帯の割合が全国と比べて高くなっています。

推計からは、ひとり暮らし高齢者世帯もしくは高齢者夫婦のみの世帯が、今後も増加するとされています。

これらのデータをもとに、今後増加してくる高齢者が現在はどのように生活しているのか実態調査の結果から知っていきましょう。

参考資料:大阪市の人口等の将来推計(P81.82)
     大阪市の高齢化の現状(P32)

地域で増える高齢者の実態調査

以下は、令和元年に実施した本人への紙面による実態調査の結果です。

注目すべき項目をいくつか紹介していきます。

65歳以上の実に3人に2人がほとんど毎日外出すると答えています。

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石黒
想像してた以上に外出機会があるのは一安心ですね!

多くの高齢者が地域やコミュニティ、家庭等での役割を持ち、目的を持って外出していることが考えられますね。

しかしその反面で、外出頻度が少ない、もしくはしない人達も1割弱います。

その中で高齢者の方々がどのように介護予防をされているのかというと、

5割以上の高齢者が介護予防のために取り組んでいることとして、以上のことが挙げられました。

幅広い範囲の分野に関心が向けられているようです。

では、こういった介護予防に関する動機は何かあるのか調べてみると、

というように、2人に1人は「現在の住宅に住み続けたい」と答える結果になりました。

住み慣れた家に住み続けたいことは当然とも言えます。

これらの結果から地域に求められていることやデイサービスとして何を提供していくべきかを考えていきます。

参考資料:大阪市高齢者実態調査報告書(問6.問8)
     大阪市高齢者実態調査報告書(問32)

デイサービスが地域に提供すべきこと

予防目的としてデイサービスができること

このように高齢者率が増加している現状の中で、住宅に住み続けたい人の希望に応えていくには、まず、「長い間元気でいてもらう」ことが不可欠になります。

そのためには予防の視点からの関わりが重要となります。

その中で、口腔、栄養、食事、健診、家事等様々な分野にわたる連携をし、包括的に関わることが必要なのです。

デイサービスでは運動機会を確保することで、基本動作や家事動作を向上させたり、健康予防を行うことができます。

しかし、口腔、栄養、食事の分野での関わりは専門外の知識も多く、予防の活動は困難です。

そこで、歯科医師、歯科衛生士、言語聴覚士、栄養士等と連携していくことでより広い領域で利用者の予防に携われます。

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石黒
デイサービスアルモでは特にST(言語聴覚士)との繋がりから、ここにも注力できるようにシステムを作っていく予定です!

デイサービスの強みは「高齢者が集う場所」があることです。

その場所を活かした予防活動等を他職種と連携しながら模索していきたいと思います。

外出機会の目的としてデイサービスができること

さらに、外出機会が失われた人に対する「外出機会の目的の提供」も「現在の家に住み続けたい」に繋がってくると思っています。

「外出できるけど目的がない」人達や、介護が必要になり「外出したいけどできない理由がある」人達にも目を向けるのです。

できない理由を支援によって取っ払い外出の目的(=活動意欲の向上)となってもらえるような場所を作っていくことが我々デイサービスアルモの使命とも考えています。

地域で求められることのまとめ

事業計画に関するまとめ

・高齢者の「ひとり暮らし」は今後も増加予想
・家に住み続けるためにずっと元気でいることが重要
・健康予防と活動意欲の向上に繋がるデイサービスが必要

これら大阪市の課題を解消すべくデイサービスアルモでは療法士を多数配置する体制をとっていきます!

他のデイサービスにはない特色を出し、その中でそこに通われる利用者さんの予防といった側面からも積極的に介入していきます!

当社のデイサービスが気になる方はいつでも気軽にご相談に乗りますので、詳しくは下記よりご連絡いただければと思います。

また弊社のデイサービスが気になる方はお気軽に下記よりご連絡ください!

次回は事業計画での「重点的な課題と取り組み」についての内容と、デイサービスとして提供すべきものを発信していきますので、是非お楽しみに〜

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