先日、第4期(デイサービスとしては3期目にあたる)の経営計画発表会を開催しました!
今回は経営発表会を通して何を一番伝えたかったのかを振り返ったときに、
- これからこのメンバーで会社としてどこを目指すのか?
- その中で自分達は何を大事にするのか?
- それをもとにこれから具体的に何をすべきか?
を改めて考え、それらを社員だけでなく、バイトメンバー含めみんなに伝える時間となりました。
今回のブログではそういった当日の内容を少し文章でまとめてみました!
今回参加できなかったスタッフに向けて、そして今後の事業拡大を目指す際の、まだ見ぬアルモファミリーに届けばと思っております。
それではスタート!
そもそも経営計画発表会とは何か?
開催時期や目的にもよりますが、多くの会社が実施する経営計画発表会!
だいたいは決算月を迎え、前期の振り返りを行いながら今期の目標を再確認する場で、改めて会社の経営理念や次の経営計画・目標を従業員へ共有するとても大切な会社行事になります。
僕自身あまり病院時代や小さい規模の会社ではこういったことを経験することがなく、どうしても『働くこと』に対しても自分ごと化することができなかった気がします!
昨今働くメンバーにおいても自身の働き方や仕事に対する向き合い方の変化から、自分達は何のために働いているのか?を問うことが重要で、
仕事に対する在り方や向き合い方を考える機会や時間がすごく重要になってきた気がします!
代表である僕自身も会社を立ち上げてみて、ここの原点に振り返ったときに、改めて今回
- 自分がなぜデイサービス事業を立ち上げたのか?
- それを通して何を成し遂げたいのか?
- これから何を叶えていきたいのか?
を自分の言葉で伝えることができた時間になりました。
デイサービスを立ち上げて2年ちょっとが経過!
この2年間は今までのセラピスト人生においても、自分の人生においても、経営者としても最も濃く、最も苦労し、たくさんのことを学び経験した2年だった!
当時の立ち上げメンバーはみんな入れ替わり、振り返れば立ち上げ当初とはまた違ったアルモの形がみえてきました。
正直会社を始めたころはこんなことになってるなんて思っても見なかったし、当たり前だけど誰1人欠けたくないと思って経営をしていたのが、
自分自身のマネジメント能力不足や理念浸透の難しさ、採用段階からのミスマッチにより、多くの別れを経験することになりました。
だけど、振り返るとそれも良い経験で、良くも悪くも現時点での結論として、
『合わない人はどこまでいっても合わない』し、
それを
『無理に合わせる必要もない』
ことが会社をやってみてすごく感じることができました!
それを良いことに、理念や想いに共感してくれ入職してくれたメンバーが会社のやることを自分ごと化し、日々成長していってることを最近はスタッフとの面談や対話を通して垣間見ることができています!
株式会社ってなんのために存在するの?
まず初めに伝えたのは、病院を辞めてアルモに来たスタッフが多い中、病院とはまた違った株式会社というものの意味(本質)についてお伝えしました。
僕自身も勢いだけで会社を作ってしまったため、改めて経営していく中で事業を継続していく意味や、そこで働くスタッフのこと、事業拡大のためのスピード感などをここ最近すごく肌で感じると共に、もっとそこに向き合わないといけないと感じることができました。
ましてやなんのバックボーンもない、なんの実績もない一療法士が立ち上げた会社なんて、ちょっとした出来事で簡単に吹き飛んでしまいます!
年間多くの会社が設立し、数年後まで会社が存続しているのもほんの一握り!
最近では介護業界もよく倒産やM&A(統合や買収)といった話も耳にします!
2023年の「老人福祉・介護事業」の休廃業・解散は510件(前年比3.0%増)で、調査を開始した2010年以来、過去最多を更新した。
yahooニュースより
だからこそ、事業としての本質が何で、これから何をしないといけないのか?そのために介護事業としての世の中の流れや制度(市場)、自分達の関わる地域全体、そこでの自社の立ち位置がどうなっているのか?を把握することがとても重要となります。
株式会社としての一番の本質である、『利益の最大化』
改めてデイサービスの収益性を考えると、
このあたりを純粋に他社施設より高め、デイサービスとしての特色をだせば、まずは事業の運営が可能となります。
立ち上げ当初はここをいかに早期から高められるかを考え、ここを意識することしかできていませんでした。
これが確保できないと当たり前ですが会社自体が存続できないし、もちろん働くスタッフたちにお給料も払えません。
だからこそスタッフたちのことや働き方、業務効率化や仕組み化は正直二の次、三の次で、まずは会社としての利益(数字)だけを追いかけていた気がします!
どうすれば利用者さんがデイに来てくれるのか?何を提供しないといけないのか?その中で自分達の強みって…
収益作り(数字を追うこと)に奮闘する日々で、その上で会社としてやるべきことのタスク(経理や労務、広報や人事など)をこなすことに手一杯で、組織作りにほとんど手が追いついていない状況でした。
その上でスタッフたちの一挙手一投足がすごく気になり、
- ご利用者様への態度や対応(言葉遣い・関わり方)
- 現場での配慮や動き方(会社のものの扱い方など)
- 提供サービスのクオリティ
- 仕事に対する姿勢や向き合い方(モチベーション)
- スタッフ同士の関わり
- 朝の挨拶やコミュニケーション
- 時間外の使い方
みたいなことにいちいち自分の感情が揺さぶられていました(それを理由にぶつかることも…)。
正直あげたらキリがないのですが、これを口うるさく伝えることで、働くのが嫌になったらどうしよう、関係性が悪くなったら、それで利用者さんに影響を及ぼしたら、ここで抜けられたらと、当時は見て見ぬふりをしていた自分がいたのも事実!
なぜこうなったのか?なぜ余裕がなかったのか?
正直ここは経営者としての自分の力のなさや勢い任せな計画性のなさの部分で、これらをすべて自分でやろうとして(スタッフたちへの意識づけができなかったこと)、仲間たちを巻き込めなかったこと、ここの目的意識を持てなかったことが何より一番の課題でした。
だからこそ大事なのが会社としての羅針盤で、その上で誰を船にのせ、何をみんなで目指すのか?をもっと真剣に考える必要があったのです。
ビジョン・ミッション・バリュー
今回の経営発表会を通して一番みんなに伝えたかったのが、僕自身なぜ会社を立ち上げたのか?なんのためにこの事業をしているのか?これを通して何を成し遂げたいのか?といった根底の部分!
そうです、まさに会社としての羅針盤で、
をどういった位置付けで、どうやって考えているかを自分のこれまでのストーリーをもとにお伝えしました!
そして創業当初には伝えられなかった、なぜ自分が仲間に歩みよれなかったと感じていたかも含めて、
これから目指したいチーム作りの重要性についても伝えました。
パーパス(存在理由)
歩むを徹(とお)して笑顔を繋げる
ビジョンやミッションを掲げる以前に、そもそもなぜ会社ができたのか?
ここが自分自身会社を立ち上げる上で一番大事で、そもそもの土台となる部分になります。
これらは関わる利用者様だけでなく、関わる全スタッフや仲間に向けたメッセージです!
ビジョン(目標)
自分達の会社が何を目指すのか?
改めて自分1人ではなく、みんなを巻き込む時に真っ先に頭に浮かんだのが島国を作り上げるということ!
まさに『Almo Island(アルモアイランド)』
これは自分自身が理学療法士として地域に出て感じた一番の課題!
多くの方から言われた言葉!
- 行くところがない
- 楽しみがない
- 仲間(友達)がいない
ご利用者様が安心していつまでも楽しく笑って過ごせる場所を創るにはどうすれば良いのか?
地域におけるそういった場所をいろんなところで、そしてその地域の色んな人を巻き込みながら作っていくことが、会社としての大きな夢で、これは一生涯かけて目指す世界観です。
そしてこの島国を作るためにも、航海にでる必要があります。
その航海も大事な時間で、いろんな苦悩や困難を船員たちみんなで乗り越え、時には色んな仲間を増やしていきながら、そしてまた新しい場所での課題や資源を通して、その島国の中に弊社の事業を浸透させていく。
その結果、それぞれの地域における介護分野でのインフラを創ること!が会社として目指すビジョンです。
ミッション(使命)
昔は自分の手(関わり)で良くすることがリハビリテーション(理学療法士としての仕事)だと思っていました。
だけど、関わることすべてがリハビリテーション(全人間的復権)に繋がるとするならば、理学療法(手技やアプローチ)もデイサービスも、そしてこれからやりたい訪問看護も、それはひとつの手段でしかなく、それ(リハビリテーション)を通して関わるひとたちの「したい・やりたい」を叶える場所作りをする!ことが自分達がすべき使命だと考えています!
そう思うとカフェをすること、旅行にいくこと、医療従事者とつながるフットサルをすること、などなど自分達が実践すること全てが場所作りの一貫だということです!
コンセプト(ブランド)
これはアルモ(デイサービス事業)に特化したことで、自分達がデイサービスをどのようにブランディングしているかの位置付けになります。
GAIT Partnersに込めた思いはまた別記事にまとめていきたいと思います。
バリュー(行動指針)
働くスタッフたちに日々の行動の軸として、何を大切にしながら、どういった想いで動いてほしいかという、行動指針を5つの項目で明確にあげました!
- 明日につながる「今」を作る
-
なぜその判断をしたのか?なぜその言動になったのか?といったように自分達のやったことに意味を持たせ、まだ見ぬその先の笑顔の種まきとして、その一瞬一瞬を大事にする。
- 目配り・気配り・心配り
-
臨機応変といった言葉の背景に、必ず他者を慮(おもんばか)り、相手目線にたった行動を心がける。
- 限界値をあげていこう
-
どうせできっこないと諦めず、そしてできない理由を探したり・述べるのではなく、「だったらこうしてみたら〜」と考え動き、自分達が常にチャレンジ(挑戦)し続ける姿勢をもつ。
- ちゃんと「み」る
-
対人関係が主となる職種。ヒトをみるにも、視・見・観・診・看といった様々なみる視点がある。状況に応じて、自分達の専門性を活かしながら、自分達が今できる最大限の「み」るを実践していく。
- コミュニケーションをケチらない
-
価値観の押し付けや、背景を理解しない上での偏見は絶対にしない。相手が何を考え、どういった思いをもっているのかを知るための相互理解としての対話を大事にしながら、時間がないからやしたくないからといった理由で逃げない。
改めて考える組織としての仲間意識と会社の役目
会社としての羅針盤を作り振り返ると、正直ここでの価値観(経営理念)が『合う・合わない』かが、結局は一緒に働ける仲間になるかどうかの大事な部分になるということが、ここ最近一番感じた部分です!
やっぱり合わない人はとことん合わないというのがここの部分で、辞めたスタッフの多くは自我を出し、対話することもせずに外にベクトルが向き、結果仲間や会社批判としての不満に繋がってるケースが多かったです。
もちろん、それぞれの価値観が違うのは当たり前で、価値観が合わない人を否定するつもりでは決してありません(それぞれに正義があるので、どちらかが正しい・間違ってるという問題ではないのが前提です)。
そこが前提で弊社では会社を共に作るということをいかに一緒にできるかが重要(会社名の由来もここにあります)で、自分とは違うからダメじゃなく、足りてないからどうする、良くするために今の自分に何ができるを考えられる『自分ごと化』がとても大事になってくるし、こういった想いをもてる仲間と働きたいです。
その上で、改めて組織が大きくなるにつれて結局感じたのは人あってのこの業態!
目の前の仲間たちをどれだけ大切にしながら、同じように目的・目標をみながら進んでいけるかが大事になるということが、会社存続の危機を経験したからこそ、自分や会社に一番足りてなかった部分だと改めて気付かされました!
経営発表会後に新入職のスタッフに言われた一言
『スタッフのWell beingをどう作るか?』
まさにこれがこれからの会社に課された命題で、これを本気で考え、これから組織作り(会社運営)に時間やコストをかけていくことが経営者である自分の使命(船首としての責任)だと思っています!
だけど航海は決して1人ではできません。
株式会社Walongという船を仲間みんなで作り大きくし、みんながそれぞれに成長し、みんなでより高みを目指していける、そんなチームになっていくためにもこれからも沢山力を貸してください!
当然ですが、働くスタッフたちが幸せになるために、株式会社としての本質を決して忘れず、そのチャレンジを続けていきます!
そのためにも来年には訪問看護事業も立ち上げます!
そして、デイサービスもさらに増やします!
その上でまずは会社の基盤であるデイサービスアルモを大阪No1のポジティブなデイサービスにすること、会社としてもアルモアイランドを実現することを目標に、これからも多くのことにチャレンジしながら、
大阪の介護分野でなにやら面白いことをしてる会社を目指していければと思っています!
弊社ではまだまだこういったやる気に満ち溢れた、そして一緒に会社を作り上げてくれる仲間を絶賛募集中です!
是非一緒にまだ見ぬ世界を、これから共に作り出す航海にでていきましょう!
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