弊社デイサービスアルモは大阪市北区と都島区に店舗を構え、デイサービスでは比較的珍しい常勤で理学療法士を多数配置する施設となっています。
その中でよく話題にあがるのが『リハビリの質』について!
正直何をもって質が高いか低いかは定義が難しく、何が正解で何が間違いかわかりにくい『問い』ではあると思います。
もちろん弊社の理学療法士の中でも、経験してきたことや学んできたことが違えば、当たり前のように『リハビリの質』に対する価値観や考え(捉え)方も大きく異なります。
そこで今回は弊社スタッフたちとデイサービスにおける『リハビリの質』について話し合った内容をもとに、
現時点でアルモが考える『リハビリの質』についてまとめていこうと思います!
それではスタート!
一般的な『リハビリの質』とは?
よく病院などではリハビリの質については、エビデンスや効果判定(アウトカム)などを指標に、在宅復帰率やFIM利得率などを指標に評価をされるのが一般的なのかと思います。
昔はここに、施設内で実施する手技や勉強会の数、またそこに属するゴッドハンド?的な療法士や経験年数の多さ、より専門的な資格を有する療法士の数でみられることがあったような気もしています(※これが正しいとは思っていませんが、当時の自分も含めどこかそういったものさしでみてる療法士も多かったように思います)。
ただ何をもって質が高いのか?低いのか?は数値では表すことが難しく、定義も曖昧な部分が多いのが実際です。
その上で、病院とは異なるデイサービスではさらにそこが難しくなるなと思っていて、
その理由の一つにリハビリの専門家である療法士が少ないこと、他の職種(介護職や看護師)が交わることもあり、そもそもの基準が揃いにくいといった部分もあると思います。
なのでどこかで『リハビリの質』と問われると(例えばご利用者様を紹介してくれるケアマネの立場からすると)、療法士の有無やリハビリ機器等で判断されるかと思います。
デイサービスで求められるリハビリの質
機能訓練指導員として療法士の数が多い
リハビリ機器が揃っている
マシンを使ったパワーリハビリを導入してる
マンツーマンのリハビリがある
最近ではADL維持等加算や科学的介護推進体制加算(LIFE)に代表されるFIMやBIの利得率、他には介護保険やデイサービスの卒業、介護度改善の率、体力測定などの身体機能の改善率でみることもあるのではないかと思います。
もちろん弊社でも重要視してる部分に介護保険(デイサービス)の卒業や介護度改善率などをみながら、歩くといった部分での指標の変化(10m歩行の速度やTUGなど)をとりながら、自社のサービス内容については考えているのが実際です。
最近では要介護高齢者のコアアウトカムセットとして以下のような指標が出されたりもしています。
しかし、改めて各療法士や施設単位で、『リハビリの質』をもっと高めようといっても綺麗に足並みが揃う訳ではありません。
そうなれば当たり前のように、日々の業務のどこに療法士としての力を注力すべきか?が不明確になるため、今回は現時点での弊社としての課題感なども把握した上で、アルモとしての『リハビリの質』を定義していこうと思います。
『リハビリの質』としてのリハビリテーションとは?
その上で大事になるのがリハビリテーションというものの括り方(捉え方)と、そこでのデイサービスの立ち位置を明確にしないといけないと思います。
一般的にリハビリテーションとは、『全人間的復権』やRe(再び)+Habilis(適した状態にする)といった定義で語られると思います。
そのリハビリテーションという中でデイサービス自体が何を担うのか(もちろんそこに理学療法がどのように位置付けされるかも含め)を考えないといけません。
もちろんこれも見方によっては一側面ではありますが、弊社ではリハビリテーションといった枠組みの中で、特に運動特化のデイサービスとしてできることの範疇として、
「したい・やりたい」が自分の意志でできる!
といったことを定義づけました!
つまり、デイサービスの役割として『自立支援』といった部分をすごく重要視していて、
『してもらう・してあげる』といった受動的な要素ではなく、『自らやる』といった能動的な要素を大事にしています。
もちろんマッサージの効果を否定している訳でもなく、ないよりはあった方が利用者満足度も変わるのは重々承知しているが、そこにアルモが実践する『リハビリの質』の要素が極めて少ないというのが本音の部分です。
アルモが目指す歩行機能改善に特化した『リハビリの質』とは?
そうなった時にアルモが実践する活動の中に旅行支援やカフェ活動があるのですが、これらも『したい・やりたい』が自分の意志でできる!といったリハビリテーションという部分に内包される大事な取り組みになってきます。
その上でこれらの活動の基盤に身体機能の改善が必要で、それらを『運動』といった要素を用いて達成することがアルモが考えるデイサービスの役割になります。
そしてさらにそこを深ぼると、デイサービス内で実施する運動内容もあえて広く捉えるのではなく、『自分でやる』といった部分での歩く機能といった側面(ここには自己主体感というのものがあり)に特化した運動プログラムを取り入れることを特徴としています。
そうした時に改めてリハビリの質を考えた時には、この歩くために必要な機能の改善を達成するために、どういった運動の要素を考える必要があるのかが、リハビリの質を高める一番の近道やみんなのベクトルを合わすことに近づいてきます。
その中でアルモは運動というのものを4つの柱で捉え、これらをどのように他施設と差別化するかが『リハビリの質』を高めるということに繋がるかと定義しました。
それぞれについての具体的な取り組みや内容はまたどこかのタイミングでまとめようと思いますが、これらの柱が相互に交わり、その中でのやるべきことの要素をより細分化(言語化)していくことの重要性をスタッフみんなと共有していきました。
その一つにこれからは社内スタッフ向けの研修などを通して、これら4つの柱をより強く・太く・そして独自性をもって組み立てていきたいと思います。
アルモでは療法士が中心となり、これからも歩行機能改善に向けたリハビリの質向上について取り組んでまいります。
そして今後はそれらを体系化しながら、さらなる店舗展開や規模拡大を目指していきたいと思います。
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