通所介護における要支援者への対応に激震!これからのデイサービス運営はどうなるのか?

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3月7日に厚労省から発表された介護予防及び総合事業に関する資料の中に、

まさかまさかの改定情報の発表がありました。

介 護 保 険 最 新 情 報 Vol.1210 令和6年3月7日

https://www.mhlw.go.jp/content/001221280.pdf

通所リハにおける要支援者の運動器機能向上加算の包括化は以前に発表されていましたが、

ここにきてまさか通所介護でも同じ内容になるとは…といった感じです。

元々この話題はあがっていたので、2027年にこのあたりの改定も来るかなとは予想はしていましたが、まさかのこのタイミングで(4月からなので実質移行期間もほとんどない状態)!

特に我々のようなリハビリ特化型の事業所は必ずとっていたであろう運動器機能向上加算

代表:中上
全国的にみても算定率は令和4年10月時点で89.7%と非常に高い数字となっています。

この加算は一人当たり225単位/月の加算となり、また取得要件として機能訓練指導員の配置や加算取得のために計画書作成や体力測定などの書類業務等も多く、

業務量としても非常に多かったものが、今回基本報酬の中に包括化されることが決定しました。

それに伴い表向きは、基本報酬が増加しているようにはみえるが、

  • 要支援1:1,798単位(126単位アップ)
  • 要支援2:3,621単位(193単位アップ)

本来取得できていた運動器機能向上加算の225単位には全然及びません。

代表:中上
なので数字だけみると基本報酬は上がっているが、実質的には減算の形ですね!

先の記事にも書きましたが、

要介護者における個別機能訓練加算の減算に続いて、要支援者でもこれが起こるとは…

  • 正直これが何を意味するのか?
  • 今後国はどういったことを求めているのか?
  • 国はリハビリ(機能強化のみ)を推奨していないのか?

といった背景をより詳しく読み解くことが重要だと感じています。

これらを踏まえると、今後のリハビリデイサービスの在り方は大きく変わるのではないかと勝手に思っています。

同時に今までのようなリハビリ(機能訓練)だけをしていたらOKということでもなくなります。

また今までは月単位での算定だったものが、1回あたりの算定になる可能性があるということ。

そして、運動器機能向上加算と合わせて口腔加算や栄養加算といった選択的サービス複数実施加算も廃止され、

そのすべてをみる一体的サービス提供加算が新設されたことも、

今後のデイサービス運営において、かなり大きな激震が走るのではないでしょうか?

ただ制度として変わったことを嘆いていても何も変わりません。

ちょうどアルモとしてもこれからいろんな意味で転換期を迎えると考えていただけに、これらかの方向性を今一度煮詰めていこうと思っています。

『ピンチはチャンス』

自分達はやりたい将来の姿を見据えて、愚直にコツコツ積み上げていくだけだと思っています。

すべては目の前の利用者様のために、アルモが目指したい理想のデイサービスの形を作っていくのみです。

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