皆様、こんにちは!
昔に比べリハビリ業界でもロボットなどのデバイス(ICT)を用いたトレーニングが普及してきました。
病院などで実施するリハビリの診療報酬改定でもロボットリハの加算がついたのもつい最近。
運動量増加機器加算とは
リハビリテーション総合計画評価料として「運動量増加機器を用いたリハビリテーション計画を策定」「当該機器を用いて」「脳血管疾患等リハビリテーション料を算定すべきリハビリテーションを行った場合」、この3要件を満たしたときに加算が算定できる
その背景として、
ロボットや機能的電気刺激機器の使用により、従来より時間当たりの運動量が増加し、効率的な訓練が可能となる。その結果、早期に運動機能や日常生活動作自立度が向上し、リハビリテーションの実施期間や在院日数の短縮が期待できる
医療技術評価提案書より
とされています。
ようは、ロボットを用いることでリハビリ効果がみられる可能性があるから、それを提供する代わりに報酬をもらってね!
というような制度(加算)になります。
現在では対象機器は以下になりますが、今後ますます注目される分野だと思っています。
しかしロボットリハビリは効果があるとわかってても、デイサービスのような地域の小さな事業所では、
- 安価で導入ができるか?
- 専門的なスタッフが対応できるか?
- 提供するために十分なマンパワー(人・時間)が確保されているか?
などが満たせないといったことから、導入できない可能性も非常に多くあります。
そんな中、VR(Virtual Reality)機器(ゴーグルをつけることで)で仮想空間を作るものが、今リハビリの中でも注目をあびています。
mediVRの特徴は座位で安全に、かつ無意識下の中での姿勢をコントロールする機能を高めることができるのが特徴です。
それでいて、利用者様はゲーム感覚で行うので継続性やエンタメ性も高いため、より能動的な動きを誘発できるという印象でした。
使用した感想としては、自然と重心移動がスムーズとなり、それでいて実際の動きが視覚的に確認できないため(やっている本人は)、
代償動作などの特徴が共有しやすく、運動課題が明確になるという部分があります。
ここに理学療法士や作業療法士であるセラピストの知識や動作分析スキルがマッチすることで、
より個別性が高い、質を求めたトレーニング
が可能となると思います。
実際に沢山の臨床データも拝見させてもらい、即時的効果やその機序など、リハビリとして重要な要素が沢山詰まったVR機器としての可能性を感じました。
Walongで目指すデイサービスアルモでは
セラピストによる、セラピストが作る歩行特化型デイサービス
を目指しているので、引き続き質の高いものが提供できるような情報収集を続けていきたいと思います。
本日学んだことをどのようにデイサービスの中で応用していけるか?
スタッフ含めWalongデイサービスの質向上に努めて参ります!
一緒に理想のデイサービス作りをしたい方大歓迎!