歩行特化型デイサービス

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大阪市介護保険事業計画から読み取る、地域で求められていること③

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皆様、こんにちは!

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石黒
11月よりデイサービスアルモの理学療法士として働くことになった石黒です!

今回は大阪市が打ち出している、「大阪市高齢者保険福祉計画・介護保険事業計画2021年度~2023年度」(以下、「福祉介護事業計画」)から、

現在行政がどのような課題に直面し、どのような方針で地域医療・福祉分野について進めているのを紐解いていきたいと思います。

今回は前回の【重点的な課題と取り組み】の続きとなっています。

前回の内容(大阪市の高齢者の実態把握)はこちらから!

この記事では、特に
・認知症施策の推進について
・行政が目指すより具体的な個別の施策

を発信していきます。

この記事でわかること
  • 大阪市の重点的な課題と取り組みを把握できる
  • 認知症施策の推進についての取り組みが理解できる
  • デイサービス、地域リハに求められていることがわかる

参考資料:「大阪市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画2021年度〜2023年度」

何が求められる?

それではスタート!

認知症施策の推進

まずは行政の取り組みとして大きく5つの柱があり、そこから個別の施策として具体策があることを理解しておきましょう(前回のおさらいから)。

その中で②の「認知症施策の推進」として、大阪市が掲げている個別の施策は具体的に4つあります。

この中でデイサービスとして関わりを持っていけそうなところをピックアップしていきます。

デイサービスとしてできること

普及啓発・本人発信支援

認知症サポーターについて、特に認知症の人との地域での関わりが多いことが想定される職域の従業員等やこどもや学生に対する養成講座を拡大するなど、認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進を図ります。

「大阪市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画2021年度〜2023年度」P.14“認知症に関する理解促進”

「認知症」という言葉自体は、世間への認知が広まってきましたが、その特徴や関わり方についてはまだまだ知られていないことが多いです。

それは子供や学生も同様で、身内で認知症の人がいれば身近な存在ですが、そうでないとなかなか知る機会がありません。

我々医療職が関わり方に対する知識や経験談等を伝えていくことが必要があるのです。

さらに、実際にそのような方と関われる場を設けて、体験して頂くことが1番の理解に繋がると考えています。

その1つの手段としてデイサービスを使った交流の場を作り出して行けたらと思います。

例えば、デイサービスを利用されているところに、学校帰りの子供たちが立ち寄れる場所にするとか、高齢者の方々を積極的に外出させる取り組みをすることで、街中で普段行かないようなお店に一緒に行くといったことです。

こういった取り組みを通してより地域におけるコミュニティの輪が広がれば、より多くの方に地域の介護の様子をお届けできるのではないかと考えております!

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石黒
これは是非いつか実現させていきたいと思っています!

予防

「百歳体操」等の介護予防に効果のある住民主体の体操・運動等の通いの場の充実に引き続き努めます。また閉じこもりがちで健康状態が不明な方や糖尿病や高血圧をはじめとした生活習慣病など様々な課題を抱えている方に対する医療専門職によるアウトリーチ支援等を行います。

「大阪市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画2021年度〜2023年度」P.14“一次予防”

アウトリーチ支援

疾患や障害のために医療・福祉のサービスを必要とする地域で生活している当事者にサービスを届けて、その当事者の地域生活維持を支援するサービス提供の方法のことである。

参考資料:障害保健福祉研究情報システム

予防には一次予防から三次予防まであります。

もちろん全ての予防が大事になってきますが、今回はその中でも一次予防に着目していきたいと思います。

一次予防は簡単に言うと、「病気にならないようにする」ことです。私たちの予防のイメージそのものですね。

これは病気や怪我だけに言えることではなく、認知症に対しても同様のことが言えます。

前回の記事にも書きましたが、フレイル(※)になると家に閉じこもりがちになります。

閉じこもりがちになると、人と会って話をする機会も頭で物事を考える頻度も減り、認知症へのリスクは高まるのです。

その悪循環を未然に防ぐために、住民主体の通いの場を提供していく必要があります。

大阪市では各地域の会館中心に月に数回「いきいき百歳体操」が行われています。

このような場に足を運び、さらに盛んなものしていくための取り組みを行なっていきたいですね。

医療・ケア・介護サービス・介護者への支援

町内会、企業や商店、ボランティアやNPO、警察等による様々なネットワークの中で、認知症の疑いがある人に早期に気づいて適切に対応できるような体制の構築を図ります。

「大阪市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画2021年度〜2023年度」P.15“早期診断・早期対応・医療体制の整備”

地域の人々への認知症に対する教育を行った先に必要となるのが、地域でその方達を見守っていくということです。

認知症の人は当てもなく歩き回ったり(当事者は目的を持っていることが多いです)、帰れずに迷子になることが多くあります。

そういったものは事故やトラブルに繋がりやすいです。そうなる前に地域の人々で対応していくことで未然に防ぐことができます。

地域によってはごみ収集業者に依頼し、協力して行っているところもあるとか。

地域で働く医療従事者が率先して各機関とを繋ぐパイプ役になってことが重要になるのではないでしょうか。

大阪市介護事業計画のまとめ

今回の記事のまとめ

・認知症について知るだけでなく、実際に関わり、経験することが重要。
・予防に向けた取り組みや場づくりをしていく必要あり。
・地域で見守っていくために各方面と連携するパイプ役を担うのがデイサービスや地域リハの役目

当社では地域での関わりを増やしていきながら、デイサービスアルモを使って気軽に集える場づくりも目指しています。

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石黒
先日は福祉コーディネータとの繋がりから福祉会館にお邪魔してきました!

当社のデイサービスが気になる方はいつでも気軽にご相談に乗りますので、詳しくは下記よりご連絡いただければと思います。

また弊社のデイサービスが気になる方はお気軽に下記よりご連絡ください!

次回は事業計画での③「介護医予防・健康づくりの充実・推進」についての内容と、デイサービスとして提供すべきものを発信していきます。

最後まで読んで頂きありがとうございました!!

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