様々な特色あるデイサービスの見学や代表者との対談内容をお届けする、デイサービス紹介記事第3弾です!
今回は栃木で2021年5月に脳卒中に特化したデイサービス「ハート&ベスト那須」を開設した理学療法士の代表者と、オンライン(zoom)で意見交換させてもらいました。
今回、施設見学はできなかったので、オンラインでがっつり話し合い!
デイサービスの運営アドバイスや地域特性なども踏まえた裏話など、実際にデイサービスを始めた中での色々な体験談をお聞きしました!
まず気になったのはデイサービスのコンセプト!
同じ地域でも多数あるデイサービスの中で、ハート&ベスト那須は【脳卒中】という疾患をメインの対象にされています。
これは代表自身の病院勤務自体の原体験がもとで、地域でのリハビリの課題として、退院後の受け皿が少ないといった現状に対して、
- まだまだ機能改善の可能性がある方に何かできないか?
- より専門的にリハビリを提供できる施設はないのか?
- 身体に障害があっても安心して通える場所はないか?
- 退院した後も不安にならない状況をなんとか作れないか?
そういった強い想いから開設されたデイサービスになります。
ここの施設では地域柄移動距離も多いため、半日ではなく1日型のデイサービスとして、お風呂から食事まで実施し、個別リハビリはもちろんのこと、
食事の前後などにも嚥下障害・構音障害などを有しやすい片麻痺ケースを想定した集団リハビリを積極的に実施するなど、まさにリハビリに主眼に置いたサービスを提供されているのも特徴です。
また必要度に応じて代表自ら自費リハビリも提供しており、その影響もあってか利用者様の7割近くが脳卒中の利用者さんが来られている様です!
弊社でも歩くことに特化したデイサービスのブランディングを掲げているので、とても参考になる話をたくさん聞くことができました。
その中で自分達の強みをどうやってケアマネさんに伝えていくのか?
地域の中でどう病院と繋がりを作っていくのか?
デイサービスをどのように位置付け、どう事業を展開していくのか?などなど…
自分ごととしてデイサービスの運営そのものを経営的視点で色々考えるとても良い時間でした!
ただ一方で、大阪とは違い栃木という土地柄や、その地域にしか出せない色、それを取り巻く環境などのバックグラウンドなども様々で、全てにおいてデイサービスの運営に正解はないなという部分もすごく感じました。
だからこそ、自分達の地域ではどういったことが求められているのか?
どういったことが資源として使っていけるのか?
ここを押さえておく必要がさらにあるなって感じました!
まだまだ地域を知るにはたくさんの情報収集が重要だなと感じた、3時間近いオンラインミーティングでした!笑
いくつか試していきたいことも具体的に案としてたくさん出てきたので、是非それらをどのように形にしていけるか、試行錯誤していきながら、自社のブランディングにも繋げていきたいと思います。
今後も定期的に情報交換をする機会があるので、それぞれの地域で実践したことをフィードバックし合いながら、地域においてセラピストだからこそ出せる強みを活かしたデイサービス運営を行っていきます!
すべては地域で暮らす利用者さんの笑顔のために!