皆様、こんにちは!
先日テレビを観ているとこんな特集がされていました。
それが「ヤングケアラー」について!
ところで皆さんはこの「ヤングケアラー」という言葉をご存知ですか?
正直私はこの時に初めて知りました…
今回はデイサービスに通われる利用者様のご家族でもまれに遭遇するヤングケアラーについて、考えてみたいと思います。
ヤングケアラーとは?
ヤングケアラーとは上記のように言われており、現在大きな社会問題になっているそうです。
テレビでは認知症のおじいちゃんと一緒に散歩をしたり、家で面倒を見ている小学生のお孫さんが出ていました。
医療に関わる専門職として、
と最初は思いましたが、実態はそんなに甘くはありませんでした。
ヤングケアラーの実態
少し気になったので色々調べてみると、厚生労働省と文部科学省が実態調査した結果によると、
- 中学生の約17人に1人
- 高校生の約24人に1人
の割合でヤングケアラーであるという実態が明らかになりました。
この割合って1クラスに1.2人はいる計算ですね。
また、世話にかけている時間は、平日1日の平均で、
- 中学生が4時間
- 高校生が3.8時間
でした。
1日に7時間以上を世話に費やしている生徒が、1割を超えていたということです。
そういった学生の現状は、部活や勉強、バイトなどをする時間がなく、深刻な場合は睡眠時間や学校に行く時間もないとのことでした。
当事者達は小さい頃から当たり前にようにやっているため、どこかに相談しようとしなかったり、保険制度やサービスのこともまだ知らないため、自分でどうにかしなければと思ってしまったりするそうです。
その中でデイサービスを立ち上げる私たちにできることは何かあるのでしょうか?
これを真剣に考える必要があると思っています!
デイサービスを通して自分たちにできること
まずはこの社会問題がもっと広く認知される必要があると感じました。
このような事実があることを医療職の立場からももっと広めていかなくてはですね。
最近ではヤングケアラーについても啓蒙する活動がとても広がってきてます!
こうやって声をあげていくことで周りが気づいて、助けられる機会や人はもっと増えていくと私自身は思います。
小さいことからですが、自分たちができることから始めていきたいですね。
デイサービスを通して感じる地域の大切さ
そしてそういった中でもやっぱり地域との関わりは重要だなと感じました。
関わりがあれば、普段から気にかけられるし、その人に何かあれば、すぐに周りが対応できます。
また、ご家族も関わりがあれば、相談やフォローの依頼等がしやすくなると思います。
そうやってみんなで支え合える地域をデイサービスを通して作っていきたいという想いが一段と強くなりました。
そんな思いをもったスタッフが働くデイサービスアルモを今後ともよろしくお願いします!!