アルモスタッフ突撃インタビュー記事第3弾!
今回は2022年3月に大阪市北区でオープンしたデイサービスアルモ中津で働く管理者兼相談員の岩本起代子さんに突撃インタビューさせてもらいました!

氏名:岩本 起代子(いわもと きよこ)
資格:作業療法士・社会福祉主事
出身:兵庫県
趣味:読書・コーチング
自己紹介

出身は神戸で、友達の勧めで作業療法士という仕事を知り、神戸の大学にいき、
前職は兵庫県の回復期のリハビリテーション病院で作業療法士として10年近く勤務しておりました。
回復期病院では脳血管疾患の方から、手術を終えて回復段階にある整形疾患の方、内部疾患の方などのリハビリテーションを主におこなっておりました。
病院の環境もそれほど悪くなく、この先も作業療法士としてずっと病院にいるんだろうなって思ったりもしていました。
病院でのリハビリで感じた違和感!
だけど、作業療法士として病院でのリハビリを実施する中でどこかで感じてた違和感。
もちろん機能回復を望むことは大事で、そのために自分自身も一生懸命勉強したり、セミナーにいったりしてた時期がありました。
その当時は目の前の方の困りごとや痛みの訴え、身体が動かないことに対して
- どうすれば退院後ご自宅での生活が楽になるか?
- どうすればその方が安心して家に帰れるか?
- どういった機能を獲得すれば生活が良くなるか?
などを、必死に考えながらリハビリテーション(作業療法)をおこなってまいりました。
そして、回復期病院でのリハビリを終え、元気になり退院された方が、また違った形(再発や骨折等)で再入院して戻ってくる!ということも何度か遭遇しました。
その時に言われた言葉が、
家に帰ると大変なことばっかりでなんだか楽しくなかった…
もう家に帰ってもやることもないし、このまま帰れなくてもいいかも…
といったすごくマイナスな言葉!
あれだけ元気に退院された方が、数ヶ月〜数年でこんなに笑顔が少なくなって人が変わるのか(なんだか身体的にも年齢的にも老いた印象も受けたりして)と疑問を持ち始めました。
その時にふと自分がやってきたことを振り返ることがあり、今まで目指していた機能改善のためのリハビリテーションという視点から、
もっとその方の生活を変えるために何か自分にできないかと考えるようになりました。
そんな時に代表である中上から、地域の方々が元気になれる場所を作りたい!といった話を聞きました。
もっと療法士の強みを活かして、自分達にしかできない場所を作りながら、そこで療法士が輝ける社会を作っていきたいといった想いを聞き、
そのためにデイサービスを立ち上げるという話を聞きました。

中上とは、療法士関連のセミナーなどで接点があり、その当時はすごく目の前の患者さんに熱心で、機能回復をとことん追求してる人だなという印象があり、
とても理学療法士という仕事が好きなんだろうなって思っていました!
そんな彼が作り上げるデイサービス、そしてその中で療法士がどういったことを提供し、
デイサービスからさらに事業を発展させ、今後自分たちが関わるであろう場所で
どんな地域・まちづくりをしていくのかが単純にすごく興味が湧きました。
そして、自分も過去の経験からいつかそういったことに少しでも関われればという思いがあり、
だけど自分で何か行動を起こすまでの度胸も、センスも、能力もないと思ったので、
一緒にその夢を応援しようという気持ちで入職を決めました!
作業療法士から相談員へのキャリアチェンジ!
デイサービスの開設には前もって様々な書類作成や申請のための施設内準備があり、
施設を一緒に作り上げるといった病院時代では経験できないこともたくさんさせてもらいました。



1年間が本当にあっという間で、気づいたら2店舗目の立ち上げなんて展開になってきました。
ただその甲斐もあって、2店舗目のデイ開設時はほとんど準備を自分でできました!
高い立ち上げコンサルに頼むなら、是非岩本へ!笑
実際にオープンしてからは作業療法士として現場にでることよりも生活相談員としての業務で動くことが多くありました。
デイサービスの生活相談員の具体的な業務はあげるとキリがないので、ざっくり相談員の役割として自分が心がけていることに大きく2つの役割があります。
相談員としての2つの役割
ケアマネ・利用者・現場のパイプ役
デイサービス運営のための業務効率化
一概にパイプ役と言ってもただ情報を横流しするだけでは意味がありません。
医療職だからこそわかるそれぞれの視点にたったことをお互いが理解・把握できる形で伝達する。
その一つに現場で起こっていることの情報を逐一自分で探し、ご利用者様の状態変化などをケアマネジャーに伝える、
そしてまたその逆として、ケアマネジャーやご利用者様・そのご家族様からの要望をいかに現場レベルに落とし込み伝えていくかはとてもやりがいのある仕事です。
そして契約の際などは実際にご自宅へ行き、色々な生活状況を把握しその場で提案したり、課題感を現場の療法士へ伝えることでかなり一貫した目標設定に向けたサービス提供が可能となります。
スケジュール調整などでも、個々の利用者様の能力把握よりどの曜日・どの時間帯の、どういった人たちと一緒にすると、楽しい時間を過ごせるかとか、
もっと現場が効率良く回るかなどを考えることも、現場を外からサポートすることにもつながります。
そしてしいてはそれがデイサービスの中のこととしての業務効率化に繋がるかも考えられる、
とても奥の深い役割で、ここは療法士だからこそ出せる相談員の強みだと自負しております。
当初思い描いていた利用者様を笑顔にすることが今は現場で自分がやるのではなく、それを外から支えられることが今の自分のやりがいにもつながっています。

チャレンジできる環境がアルモにはある!
これは昔から自分が思っていたのですが、人それぞれにはそれぞれの役割や目標、できることとできないことがあって、
適材適所でそれぞれが目の前のできることを全力ですることがとても大事だと思っています。
何も現場で運動指導を通して利用者様をよくすることがデイサービスの全てではありません。
私のように外からでもどういったことをサポートをし、その中が働くスタッフや、そこにきてくださるご利用者様がいかに輝き、笑顔になれるか?
そんな縁の下の力持ちとして私は多くの方の笑顔を作っていきたいと思っています。
一人一人のできることの輪っかはちっさくて、そして様々な色があっていい!
だからこそそれをどうやって繋げて掛け合わせるかで、色々な色にも変化させて、そして大きくしていけば良いだけという考えです!

アルモではそういった自分一人では何者でもないけど、みんなでそれぞれが力を発揮し、施設全体としてできることを広げていけるそんな職場だと思っています。


そしてアルモではそういった自分のやりたいチャレンジを応援してくれる環境があります。
私は作業療法士だけでなく、コーチングとして多くの方の目標設定などを一緒に考え、その後押しをすることも趣味としてやっています。
いろんな悩みを聞いたりするけど、結局の根っこの部分は一緒で全ては自分次第!
人は簡単に変わらないし、それは誰かが変えてくれるわけではありません。
だからこそ、その人が考える心の奥底にある本質の部分をいかに気づかせ、自身での行動変容までもっていくかが大事!
だけどそれを一人では難しい部分があるので、それを手助けするのがコーチングである私の役目でもあります。
これがまさに私が考える、そして私がアルモでできる作業療法士・相談員としての役割だと思っています。

是非皆様の得意を活かして、そして皆様自身だからこそできるやりがいや働く形を見つけながら、ともに輝ける組織を作っていきましょう!